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NHK総合のNHKスペシャル「令和未来会議」に弊社平野が出演いたしました
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NHK総合のNHKスペシャル「令和未来会議」に弊社平野が出演いたしました

こんにちは。シナモンAI広報担当です。
代表の平野が6月6日にNHK総合のNHKスペシャル「令和未来会議 危機をどう乗り越えるか?コロナ時代の”仕事論”」に生放送で出演させていただきました。コロナ時代における働き方について、さまざまな分野の専門家の皆様とディスカッションをしました。平野の発言を中心に、内容をご紹介したいと思います。

喫緊の社会課題であるコロナ禍における働き方改革にからめて、テクノロジーとどのように向き合っていくか。そのような観点でお話をさせていただきましたので、AI活用やDX推進の具体的な内容がわかりづらいという方にも理解しやすい内容です。

番組の概要に関してはこちら

議題1「大量失業の危機 どう乗り切る?」

新型コロナウイルスの影響で減少している就業者数(2020年4月の前年同月比で80万人も減少(総務省調べ))に対し、ディスカッションの中では、さまざまな分野の専門家の皆様が、コロナ禍がどこまで深刻で、どのように企業や行政、個人を支援していくかという観点で様々な議論が交わされました。

議論の中で平野は、「企業支援の中でもスタートアップという観点ですとどうしても先行投資のため経営が赤字になってしまいますが、このままでは半年以内に約4割のスタートアップが資金切れを起こしてしまいます。過去のリーマンショックの時代を例にとると、5年にわたってスタートアップの数が激減してしまいました。日本イノベーションを起こすメガベンチャーを生み出すためにはスタートアップ企業をなくしてはいけません。ここ10年で企業数も伸びてきたスタートアップではありますが、危機に直面していると言えるのではないでしょうか。」と提言をいたしました。

全国でも緊急事態宣言が解除され、仕事の再開など未来への光が差しても、コロナ前と同じようにはいかず補助金が出なくななってしまうのではないかといった、不安な気持ちまでもが長期化してしまうのでは。といったお話も出てきました。今必要であることは下記の3点である。という意見が多く見られました。

■ITで煩雑な行政の手続きをスピードアップ
■売り上げが大きく減少した企業・個人への継続的な支援
■ベーシックインカムの導入

議題2 「コロナ時代の働き方 どう変える?」

新型コロナウイルスの終息が見えないなかで私たちはその働き方も根本的に見直す必要に迫られています。専門家会議の提言で示された新しい生活様式としての提言の中では

■時差通勤
■ローテーション勤務
■テレワーク

の3つが重要であると言われています。特にテレワークの環境下においてのメリット・デメリットに関してディスカッションが白熱していました。

その中で平野は、「従来の働き方だと数百人が同じ場所で一緒に仕事をすることが当たり前とされてきたが、AIと在宅勤務を組み合わせることで三密を避けるような働き方ができると考えており、製造業を例に出すと、技術的にはFAであったりVRといった技術を使うとテレワークも将来的には可能です。今このタイミングだからこそ、ハードウェアへの巨額投資も視野に入れるべきだと思います。」事例を踏まえてご紹介いたしました。

このように、テクノロジーをうまく活用しながら移動時間の削減や業務の効率化につながるといった意見がある一方で、テレワークのデメリットとしては、新しいことを始めるにあたってはコミュニケーションがとりづらかったり、そもそもホワイトカラーに限定される働き方であるというようなテレワークの限界についての意見が挙がりました。

生活様式/雇用慣行の変容について

Afterコロナの社会の変容について、以下の点において社会の構造が大きくかわることが予想されています。

■業務の要・不要の見直し
■時間管理の柔軟化
■テレワークの普及
■都会から地方への移住

これまで変えられなかった慣習をどのように変えていけばいいのか、という点について、パネリストの皆様がそれぞれの立場からの提言がありました。

さいごに平野からはこの議論のまとめの1つとして、「テクノロジーやAIを活用して、繰り返される業務を効率化し、労働時間を短縮することで人々は好きだったり得意なことを仕事にしていくと思います。その中で余った時間を家族や友人と過ごす時間や趣味の時間に充て、余暇を楽しむといった働き方にシフトしていくと思います。現在は”AIに仕事を奪われてします”という論調も強いですが、今回のコロナウイルス感染拡大を機に今の働き方が本当に理想的なのかということを今一度社会全体で考え直さなければいけない段階にきていると思います。今までは、人が機会やシステムに合わせて働いていたものを、これからは機械やシステムが人に合わせる。そんな働き方を実現し、人々の個性が花開くといった時代を創って行きたいなと思います」と、メッセージをお伝えいたしました。

まとめ

全体を通してて大変白熱した議論となりました。依然として厳しい状況が続いていますが、この危機をチャンスととらえ、Afterコロナの世界をより良いものに変えるためには今回の議論のようにさまざまな分野の専門家が互いの領域を超えて意見を交わすことが大切であると思いました。

本記事で紹介をしている番組の見逃し配信はこちらのリンクより、2020年6月13日までご覧になれます。
URL:https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2020060619022
(別途会員登録が必要です)

平野が言及していたFA(ファクトリー・オートメーション)についてご興味をシナモンAIの製造業界の事例に関する資料をご覧ください

また弊社では定期的にセミナーを実施しております。AIを使った働き方改革にご興味をお持ちの方は、
こちらよりお申込みください。

(文責:森田)