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ロート製薬に高精度AI-OCR「Flax Scanner HUB」を提供
専門知識が求められる原料資料のデータ入力業務をAIで効率化
当社は、ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:瀬木英俊)に、生成AIを搭載したシナモンAIオリジナルの高精度AI-OCR「Flax Scanner HUB(フラックス・スキャナー・ハブ)」を提供しました。これにより、ロート製薬は多量の原料資料における人手でのデータ入力業務の正確性を向上させ、効率的な処理を実現します。

多くの企業では、専門的知識が求められるドキュメントの読み取り業務において、フォーマットの違いや手入力作業が負担となり、正確性の確保や業務効率化が課題となっています。この度『Flax Scanner HUB』を導入したことで、ロート製薬は、複雑な事前設定なしにあらゆるフォーマットの原料資料からAIがデータを自動抽出し、入力業務を大幅に効率化しました。また、開発部門で扱う膨大な原料データの確認作業も、専門知識に依存した属人的な業務から脱却し、正確かつ効率的な運用が可能となります。今後、シナモンAIはロート社内での『Flax Scanner HUB』の導入拡大を視野に入れ、単純作業にかかるコストや人員をコア業務に集中させることで、AIを活用したDX推進を全面的に支援してまいります。
■ 様々なフォーマットの帳票処理をワンプラットフォームで提供する 「Flax Scanner HUB」
シナモンAIでは、多様な業界・業種で使用される様々なフォーマットの書類から、AIが人間のように意味を理解し、データを読み取ることができる汎用性の高いオリジナルの高精度AI-OCRプロダクト「Flax Scanner HUB(フラックス・スキャナー・ハブ)」を提供しています。従来のAI-OCRは、フォーマット化された書類に対して、事前に定義する「座標定義型」が主流ですが、フォーマットが無数に存在する書類への対応は困難です。これに対し、「Flax Scanner HUB」は事前の複雑な設定をすることなく、読み取り難易度の高い非定型帳票からでも高精度にデータを抽出することが可能です。座標定義型、特徴量学習型、生成AI抽出型の3つの異なるAIエンジンを搭載しており、帳票の種類に合わせた最適な方法でデータを読み取ります。
「Flax Scanner HUB」は、低コストで手軽に導入できるマルチテナント型だけでなく、シングルテナントやオンプレミス(プライベートクラウド)といった、よりセキュアな環境で利用することも可能です。API連携も可能なほか、帳票ごとの分類や分割といった抽出方式の自動判定や、AIモデル・UIのカスタマイズなど、機能拡張にも対応します。
■ 関連リンク
シナモンAI「FlaxScanner HUB」
https://cinnamon.ai/flax-scanner-hub
※本プレスリリースに記載されている「Flax Scanner™」は、株式会社シナモンの商標です。
